すみれの香り

　　　すみれの香り SWEET SWEET SWEET SWEET SWEET SWEET SWEET ～♪

　　

　

すみれの香り～　　・・・どんなイメージがしますか？
すみれの香りの強弱はすみれの種類によって、また、時間帯によっても差があります。通常、晴れた日の午前１０時位から午後１時位までが強く香り、山道を歩いているときや、カメラのファインダーを覗いているときなどに鼻先を香りがかすめていく時があります。
「香り」に関する感覚は個人差があり、同じすみれでも香りを感じる人、感じない人がいます。また、「香り」を説明するのにもなかなか表現が難しく、是非、春には実物のすみれに鼻を近づけて下さい。

すみれの香りの思いでは多くあります。・・・タデスミレに鼻を近づけた時は、子供の頃のトイレの芳香剤と同じ匂いがして笑ってしまったこともあります。しかし、香るすみれの多くは、甘ったるい馥郁とした香りがします。そんなすみれの「香り」の思いで・・・

・・・その日、すみれの中でもよく香るニオイタチツボスミレの群落で写真を撮り終えて、次のすみれの自生地へ車を走らせました。・・・たしかこの林道では、エゾノタチツボ、アカネ、アケボノ、ヒカゲ、タチツボ・・・と記憶を辿っていると、前方にたたみ二畳ほどのすみれの群落が見えます。

その咲っぷりに「オッ！　マルバスミレ！！」と思い込み、車を横づけにしてドアを開けてびっくりなんと、甘いすみれの香りが林道に漂っているではありませんか。あまりの強い香りに、すみれをよく見ればヒカゲスミレ。春の日ざしの中で、どの株も花付きがよく、花梗、葉柄も短くつまり、これまで持っていたヒカゲスミレのイメージとはほど遠い姿です。このような強いすみれの香りにつつまれたのは初めてで、開花状態と天候と時間帯、風によって、すみれとはこんなに香るものだと再確認しました。
思いっきりすみれの香りを胸に吸い込みドアを開けて車の中にも香りをたっぷり詰め込んで、林道を後にしました

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エイザンスミレノジスミレニオイタチツボヒメスミレタデスミレ

あまい香りス-とした香りトイレの芳香剤?

●	通常、強い香がある。香のないものはほとんどない。
a	ナンザン・ヒゴ・エイザン・シコク・ニオイタチツボ・タデ
●	通常、香がある。香のないものは少ない。
a	ヒメ・ノジ・シハイ・マキノ・フモト・ヒメミヤマ・ヒカゲ・ナガハシ・テリハタチツボ・ナガバノタチツボ・シレトコ
●	香のあるものがある。香のないものもある。
a	シロ・コ・アカネ・ゲンジ・ミヤマ・ヒナ・フジ・アマミ・ヤクシマ・ヤエヤマ・スミレサイシン・アケボノオオバキ・タチツボ・オオタチツボ・イブキ・アオイ・エゾアオイ
●	時に弱い香のあるものがある。香のないものが多い。
a	スミレ・アリアケ・リュウキュウシロ・サクラ・マルバ・コミヤマ・ナガバノスミレサイシン・ヒメスミレサイシンウスバ・チシマウスバ・エゾキ・シソバキ・キ・キバナノコマノツメ・タカネ・ニョイ・オオバタチツボエゾノタチツボ・シマジリ・オキナワ
●	香の有無についての報告を受けていない。
a	タニマ・ジンヨウキ・アイヌタチツボ・オリヅル

日本すみれ研究会・資料より

すみれの花咲く谷　　Violet Valley

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