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す み れ・花 粥
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一昨年の秋から冬にかけて、ことのほか暖かく、返り咲くすみれも例年になく多く見られました。秋から咲き出したすみれ達も、さすがに正月には数少なくなったものの、咲いた花は低温のため花もちがよいようです。
正月も過ぎ、テレビの「七草粥」のニュースに、我家も家族の無病息災を願って、七草粥ならぬ「すみれ粥」に挑戦してみました。
我家のすみれ棚には、まだ緑の葉を多く残しているものの、初春に食べる「粥」、若葉がよいに決まっています。幸い、暖冬のため新しい葉も少し展開しており、量は多く摘めなかったけれど、手のひらに若葉を摘みます。
ストトン、トントンと威勢よく包丁の音をひびかせて、細かくきざみ、炊きあがった粥にすみれの葉を入れ蒸らしてできあがり。なんとも簡単なことです。
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a 万葉時代の人々とすみれとのかかわりは、「食するため」であったと解説されている人がいますが、それにしても万葉人は、摘んだすみれを一体どのように食したものか、と思いを巡らしながら、すみれの残り花などを散らして、我家の粥も「すみれ花粥」となり、典雅な気分で箸をとりました。

家族にはもちろん、すこぶる好評であった・・・ようでス。
すみれの葉は多く入れたほうが旨いようで、新しい葉が展開する3月頃に もう一度試してみたいものです。



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