もう何年になるでしょうか。 何の目的で歩いていたのかも記憶にありませんが、東京・青山の洋書の専門店に立ち寄りました。その店の一角に、古い外国の POST CARD を扱うコーナーがあり、外国の風景や人物、植物の POST CARD が展示されていました。 その前のダンボールの中に使用済みの POST CARD が無造作に突っ込まれていました。 片手でパラパラとめくっていると、花のCARDが多くあり、その中にすみれのCARDが何枚か目に入り、当時、すでにすみれに興味を持っていた私は、その前にしゃがみ込んで一枚一枚ていねいに捜し始めました。 全部で14枚のすみれの POST CARD が見つかり、一枚300円のCARDを買って店を出ました。 家に帰って一枚一枚丁寧に見ると、1910年頃のアメリカで使用されていた POST CARD で、1centの切手が貼られていました。当時、世界で一番の印刷技術を持っていたといわれるドイツからの輸入品が多く(prited Germany)、イングランドのものもあり、1900年頃のヨーロッパのすみれ文化がアメリカに輸入されたように思います。 100年近い時間のつみ重ねで古色がでていますが、画像では分かりませんが型押し、金色が入り、豪華な感じがします。
当時の人のメッセージも書かれたままで、一枚一枚見ていると、時代は代わっても、すみれの花に託した人々の心は今も同じで、優しく、暖かく感じます。
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