すみれを追いかけて |
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a | ・・・最も美しく、可憐に、そして最もフォトジェニックに咲いてくれるのは、年にたったの一回あるかないかだ。その時、写真を演出する天候、光、背景がどうマッチングしてくれるか。そして、何よりもその場にカメラを持った私が居るということ。写真的に言えば、極めてギリギリの一瞬が勝負なのである。 思うに、この日本の自然は随分とデリケートである。・・・毎年同じように咲いてはくれない。まして、野生のそれも木陰でひっそりと花の命を全うするような、きゃしゃな草花に至ってはなおさらその感がふかい。だから、素晴らしい花との出逢いはひとめぼれの心にも似て私をときめかせる。もう、再び巡り逢うことはないのだ。その場その場が彼女たちの命であり、その一期一会が私の花の写真になる・・・。』 氏とは写真の技術の上では遠くおよばなくとも、同じ気持ちで、私はすみれに対峙しているのであり、その一瞬の機会をできるだけ多く得るために、ただただ自分の足で歩くしかないのです。 労多くして、稔り少ない「すみれ行脚」ですが、これはこれで楽しいのはアマチュアの気やすさであり、また特権でもあります。 |
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